2018年12月21日(金) 〜
今日でも多くのファンを持つ伝説的指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラーは、1922〜45年、52〜54年にベルリン・フィルの首席指揮者として活躍しました。その彼が、第2次世界大戦中にヒトラー・ドイツの帝国放送局(RRG)に残した放送録音が、ベルリン・フィルの自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」より22枚組のSACDハイブリッド盤としてリリースされます。
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調第1楽章 ヴァルター・ギーセキング(ピアノ) 収録:1942年3月1〜3日 ソース:RRGオリジナル/ロシア・テープ |
7:38 |
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シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調第3楽章 ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン) 収録:1943年2月7〜10日 ソース:RRGオリジナル/ロシア・テープ |
7:38 |
シューマン:チェロ協奏曲イ短調第2、3楽章 ピエール・フルニエ(チェロ) 収録:1943年11月13〜16日 ソース:RRGオリジナル/ロシア・テープ |
10:29 |
R・シュトラウス:家庭交響曲 収録:1944年1月9〜12日 ソース:RRGオリジナル/ロシア・テープ |
7:47 |
これらの音源のほとんどは、これまで様々なコピーを使用してリリースされてきました(海賊盤を含む)。今回のリリースが特別なのは、帝国放送局のオリジナル・テープを使用していること。フルトヴェングラーを含むベルリン・フィルの放送録音は、戦後、戦利品としてソ連に運ばれていましたが、ここで採用されている音源の多くは、1991年にソ連から返還されたいわゆる「ロシア・テープ」です。つまり、帝国放送のオリジナルを使用しており、現在望みうる最もオーセンティックな音質と言えます。プライムシートでは、このオリジナルから96kHz/28bitでサンプリングされ、96kHz/24bitで出力されたオリジナル・マスターをご紹介。商品は、SACDハイブリッド盤ですので、96kHz/24bit音源が聴けるのは、PrimeSeatのみとなります。
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